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花藍舍

心がカサカサしがちな時代に、織物で安らぎを感じてほしい

開け放たれた窓から、心地よい風が吹き抜ける。
カタン、コトン…と、機を織る音が、その風に乗って聞こえてくる。

ここは、宮良千加さんの工房「花藍舍」。

2000年に世界遺産に認定された勝連城跡からほど近い古民家は、昔話から出てきたような佇まい。シーサーがちょこんと乗った、赤瓦の屋根。木の表札が掛けられたブロック積みのヒンプン、その前にしつらえられた花壇には、赤やピンクのミニバラが揺れている。

この居心地の良い工房で、宮良さんは日がな一日、機と向き合う。

大阪出身の宮良さんが、布を機を織る人生を志したのは高校生のとき。
インドネシアのイカット(絣)を目にしたのがきっかけだった。

「それまでプリントの布は沢山見ていたのですが、手織りの布を見たのは初めてで。なんて素朴であたたかみのある布なんだろうと、心を打たれました。私もこんな手仕事に携わる人になりたい!と強く思ったんです」

高校卒業後は、インドネシアへ留学することも考えたが、言葉や文化の違いを考え、断念。
日本国内の布文化について調べるうちに、沖縄にも手織りの絣があることを知った。

「大学に通いながら織の先生を探そうと、琉球大学に進みました。でも、当時の私には、規格化されたお土産用の織物しか見つけられませんでした。その一方で、やちむん(焼き物)は、作品も作り手の皆さんも元気で、見ているだけでワクワクしました。暮らしに根ざしたものづくりの現場にいたかったので、読谷の島袋常秀先生に弟子入りして、大学1年から4年間、その後の2年は故金城次郎師の弟子として、やちむんを学びました」

やちむん修行に励みながらも、宮良さんの織に対する思いは消えなかった。
そして、工房の窯休みのときに訪れた八重山諸島の小浜島で、師匠となるおばあさんに巡りあう。
自分の畑で育てた藍で糸を染め、布を織る。そうやって仕立てた家族のための着物は、複雑な模様も手の込んだ技術もない。
けれど、あふれるほどの愛情がこもっていて、ほかのどんな布よりも宮良さんの心に響いた。

それから数年、宮良さんは小浜島に住み、インド藍と手織の技術を学んだ。

「藍を育て、建てるところから全て習いました。他の仕事をしながらなので、時間を作るのが難しいときもありましたが、それでも機に向かっている時、布に関わっている時は、何物にも変えられない幸福感と、充実感を味わうことができました」

絣をくくったり、2000本近い糸を機に掛けたりといった神経を使う細かい作業も楽しいと宮良さんは微笑む。また、織っているときは、無心だったり、気軽だったり、その時の心模様が如実に現れるので難しいが、だからこそ挑戦しがいがあるという。

心がカサカサしがちな今の時代に、織物を通して潤いや癒しを感じてくれたら…というのが宮良さんの願い。

染料や色止めに、藍や月桃、フクギ、大豆の呉汁など天然の素材にこだわるのは、そのためだ。
自然のものは、体はもちろん、心にも良い働きを与えてくれるから。

染織りは、私が生きている証。

そう語る、宮良さん。
染め織りに出会えた喜びと感謝をこめて、ひと織りひと織り、ていねいに織られた布は、沖縄の風のように優しく、そしてまばゆいばかりに輝いている。

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ぱいかじ波 ストール(水色)

波 ストール(水色)

商品価格22,000円(税込)

申し訳ございません。ただいま在庫がございません。

藍いろ色 ストール(濃紺)

藍いろ色 ストール(濃紺)

商品価格22,000円(税込)

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ぱいかじ ストール(紺と白)

ストール(紺と白)

商品価格22,000円(税込)

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波音 ストール

波音 ストール

商品価格25,300円(税込)

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ぱいかじグラデーション ストール

グラデーション ストール

商品価格22,000円(税込)

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ぱいかじ波 ストール(紺)(水色)

波 ストール(紺)

商品価格22,000円(税込)

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ぱいかじ ストール(青と白)(紺と白)

ストール(青と白)

商品価格22,000円(税込)

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藍いろ色 ストール(紺)(水色)(濃紺)

藍いろ色 ストール(水色)

商品価格22,000円(税込)

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