ごはんを食べよう! 元気をつなぐ、シンプルで豊かな飯マカイ コトコト煮える鉄のお鍋。その重たいフタがカタカタ鳴ったら、「炊けたよー!」の合図。 はじめチョロチョロなかパッパ。火を消して、10分蒸らせばできあがり。 お鍋のなかには、つやつやピカピカと輝くごはん。傍らには、おいしいお味噌でこしらえた具沢山のおつゆとお漬物。 忙しい毎日。家の外には美味しいお店や手軽に食べられるインスタントフードが沢山あって、それらをありがたく利用しているけれど、基本に返ることも忘れたくない。小さな頃から今まで、私たちを支えているのはこういう「当たり前のごはん」なのだから。 そんな当たり前の、けれどシンプルで心豊かな食事にぴったりなごはん茶碗を見つけました。名前はKIBIJIRO(きびじろ)。沖縄中部の読谷村で作られた飯マカイ(お茶碗)です。 KIBIJIROという耳に残るかわいい名前。これは、マカイに使われている釉薬に由来しています。 KIBIJIROは沖縄の工芸品や食品を扱うゆいまーる沖縄株式会社の呼びかけで、読谷村のやちむん工房・陶眞窯がものづくりを、沖縄を拠点に活躍するSazieGraphicがデザインを、手がけたシリーズです。商品開発の際に陶眞窯が使っていた白の釉薬がメンバーの目に止まりました。この釉薬はサトウキビの灰から作られていて、陶眞窯ではこの釉薬を「きび灰釉」や「きびじろ」と呼んでいました。この釉薬を使うことで沖縄らしい器が生まれるのではないか、そう考えた結果、マカイの白土の部分に「きびじろ」を使うことが決まりました。「KIBIJIRO」という名前も、そこから付けられたそうです。 やちむんならではのあたたかく素朴な風合いと、都会のマンションにも溶け込むすっきりとしたデザイン。この形は陶眞窯のルーツであるやちむんの町・壺屋で作られていたマカイからヒントを得たのだそうです。 多様な装飾が特徴的な壺屋焼ですが、昔は非常に素朴な器を作っていた頃もあり、時代にあわせて作るものや仕様を変えて来たといいます。そう考えると、KIBIJIROは昔と今の人々の日常をつなぐ架け橋的な存在なのかもしれません。 そんなことを思いながらKIBIJIROを手に取ってみると、思いのほか軽いことに驚きます。そして、女性の手のひらにすっぽりおさまる大きさも使い勝手が良さそう。 サイズはMとSがありますが、両者の差はわずかですが、食べる量や手のひらの大きさによってお気に入りを選ぶことができます。 また、マカイの内側は白くて滑らか。白土がきれいに見えるよう透明釉が塗ってあるのですが、この配慮がごはんをさらに引き立てます。 そして、マカイの側面にすっと走る赤土色の線と、ブラウン、ブラック、ブルーなどの5つの色。眺めていると、なんとも心が落ち着いてきて、懐かしささえ感じます。きっと、それはKIBIJIROが生まれた読谷の夕日や空と海、そしてさとうきび畑などを彷彿とさせるからでしょう。テーブルにKIBIJIROを乗せると、小さな自然がそこに生まれるのです。 さて、4月から始まる新年度。 気合も気力も十分で、しっかり食べて出かけたい朝もあれば、仕事や勉強をがんばりすぎて一歩も動けない夜もあることでしょう。 けれど、そのどちらの日にも、炊きたてのごはんをKIBIJIROによそって食卓へ。 ほかほかと湯気をたてるごはんを一口頬張れば、マカイに描かれた沖縄の自然を楽しむ心の余裕も生まれるはず。 「しっかり食べて、今日も、そして明日もがんばって!」 おいしいごはんと共に、KIBIJIROはいつもあなたを応援しています。
ごはんを食べよう!
元気をつなぐ、シンプルで豊かな飯マカイ
コトコト煮える鉄のお鍋。その重たいフタがカタカタ鳴ったら、「炊けたよー!」の合図。
はじめチョロチョロなかパッパ。火を消して、10分蒸らせばできあがり。
お鍋のなかには、つやつやピカピカと輝くごはん。傍らには、おいしいお味噌でこしらえた具沢山のおつゆとお漬物。
忙しい毎日。家の外には美味しいお店や手軽に食べられるインスタントフードが沢山あって、それらをありがたく利用しているけれど、基本に返ることも忘れたくない。小さな頃から今まで、私たちを支えているのはこういう「当たり前のごはん」なのだから。
そんな当たり前の、けれどシンプルで心豊かな食事にぴったりなごはん茶碗を見つけました。名前はKIBIJIRO(きびじろ)。沖縄中部の読谷村で作られた飯マカイ(お茶碗)です。
KIBIJIROという耳に残るかわいい名前。これは、マカイに使われている釉薬に由来しています。
KIBIJIROは沖縄の工芸品や食品を扱うゆいまーる沖縄株式会社の呼びかけで、読谷村のやちむん工房・陶眞窯がものづくりを、沖縄を拠点に活躍するSazieGraphicがデザインを、手がけたシリーズです。商品開発の際に陶眞窯が使っていた白の釉薬がメンバーの目に止まりました。この釉薬はサトウキビの灰から作られていて、陶眞窯ではこの釉薬を「きび灰釉」や「きびじろ」と呼んでいました。この釉薬を使うことで沖縄らしい器が生まれるのではないか、そう考えた結果、マカイの白土の部分に「きびじろ」を使うことが決まりました。「KIBIJIRO」という名前も、そこから付けられたそうです。
やちむんならではのあたたかく素朴な風合いと、都会のマンションにも溶け込むすっきりとしたデザイン。この形は陶眞窯のルーツであるやちむんの町・壺屋で作られていたマカイからヒントを得たのだそうです。
多様な装飾が特徴的な壺屋焼ですが、昔は非常に素朴な器を作っていた頃もあり、時代にあわせて作るものや仕様を変えて来たといいます。そう考えると、KIBIJIROは昔と今の人々の日常をつなぐ架け橋的な存在なのかもしれません。
そんなことを思いながらKIBIJIROを手に取ってみると、思いのほか軽いことに驚きます。そして、女性の手のひらにすっぽりおさまる大きさも使い勝手が良さそう。
サイズはMとSがありますが、両者の差はわずかですが、食べる量や手のひらの大きさによってお気に入りを選ぶことができます。
また、マカイの内側は白くて滑らか。白土がきれいに見えるよう透明釉が塗ってあるのですが、この配慮がごはんをさらに引き立てます。
そして、マカイの側面にすっと走る赤土色の線と、ブラウン、ブラック、ブルーなどの5つの色。眺めていると、なんとも心が落ち着いてきて、懐かしささえ感じます。きっと、それはKIBIJIROが生まれた読谷の夕日や空と海、そしてさとうきび畑などを彷彿とさせるからでしょう。テーブルにKIBIJIROを乗せると、小さな自然がそこに生まれるのです。
さて、4月から始まる新年度。
気合も気力も十分で、しっかり食べて出かけたい朝もあれば、仕事や勉強をがんばりすぎて一歩も動けない夜もあることでしょう。 けれど、そのどちらの日にも、炊きたてのごはんをKIBIJIROによそって食卓へ。
ほかほかと湯気をたてるごはんを一口頬張れば、マカイに描かれた沖縄の自然を楽しむ心の余裕も生まれるはず。
「しっかり食べて、今日も、そして明日もがんばって!」
おいしいごはんと共に、KIBIJIROはいつもあなたを応援しています。